2023.05.30

無垢の注文住宅は高くない! その根拠は…?

自然素材にこだわった、丁寧な家づくりをしている東京・東村山の工務店「丸清(まるせい)」です。今日は、家づくりにおいて切っても切り離せない、お金の話です。
「無垢材はコストがかかる」「自然素材の家は割高」、なんとなくそう思っている方は多いのではないでしょうか。でもそれって本当なのか…、今日は弊社の場合を例にあげながら掘り下げていきます!

(1)無垢の家って、本当に高いの?

単刀直入に、無垢材の費用からご説明しましょう。

住宅金融支援機構が公開している資料によると、現在注文住宅を建てる際の全国の平均坪単価(建物のみ)は、約93.9万円(※)です。一方で、弊社で建てた場合の平均坪単価(建物のみ)は約65万円。建設諸費用まで含めて計算しても約76万円となり、この数字だけ見ても無垢材だから割高とは言えないことがおわかりいただけるのではないかと思います。
また、弊社の平均坪単価は、平均値と比べてもだいぶコストが抑えられていることがおわかりいただけると思います。その理由は、後ほど詳しくご説明します。

▼以下のページも参考にご覧ください
価格について
「土地ありで家を建てる」としたら費用はどのくらい?

無垢材は、低コスト住宅に使用されている集成材や、木片を圧縮成型された材料と比較すれば確かに割高です。しかし、実のところ住宅の価格に占める建材の費用は全体のおよそ6~7%前後。想像よりも、少ないのではないでしょうか。この点も、ぜひ検討材料にしていただければと思います。

(2)住宅の維持にかかる費用について

次に、家を建ててから必要な費用にはどんなものがあるか、考えていきましょう。
ここでは「建売」、「注文住宅」、丸清が提案している「高断熱自然素材の家」の3パターンを見ていきます。

※数字は概算値です。

上記は同じ25坪の土地に建ててから、40年の間にかかるメンテナンス費用をリスト化したものです。家の価格自体は「高断熱自然素材の家」が高いですが、長い目で見るとどうでしょうか? 最終的に最もコストのかかる家は「建売」だと言えます。

ついつい忘れがちなのですが、家は建てて終わりではありません。快適に住める状態を維持するためには、修繕が適宜必要。メンテナンス費用をできる限り抑えられるように施工されているかどうかで、最終的な費用が変わってくることを頭の片隅に置いて検討することをおすすめします。

(3)どんな“コスト”に気をつけるべき?

家を建てる上で気にするべきは、メンテナンス費用だけではありません。ほかには、どんなコストに注意すればいいのでしょうか。

・ランニングコスト


この点は、絶対に注意していただきたいポイントです。昨今、光熱費や電気代の値上げが取り沙汰されていますが、いずれも生活する上で必ずかかってきてしまうもの。でも、購入したのが気密性や断熱性にまったく配慮していない住宅だったら…? 間違いなく、光熱費や電気代がかさんでくるはずです。
丸清では、無垢材を使用しているのはもちろん、高気密高断熱にもこだわることでランニングコストを抑えた家づくりをしています。

・時間


直接的にお金とは関係ないと思うかもしれませんが、時間も大事なコスト。動線の悪い家だと家事に時間がかかり、生活の質にも影響が出てきます。
仮に動線の良い家に暮らすことで、洗濯にかかる時間を毎日10分間減らせたとしましょう。すると1年で60時間、10年で10日分もの時間短縮に繋がります。それに何より、朝10分の余裕が生まれるだけで、気持ちも楽になるのではないでしょうか。

・健康

こちらもまた、お金とはまったく関係ないと思うかもしれません。でも、私たちは最も大事なポイントだと考えています。
低コスト住宅の多くは、化学物質を使用しています。そのことが原因で起こる頭痛や倦怠感、湿疹といった「シックハウス症候群」が近年問題になっているのは、言わずもがな。初期費用は確かにリーズナブルかもしれませんが、万が一、健康被害が起きてしまった場合にかかる金銭的コストや精神的なダメージは計り知れません。
その点、無垢材や漆喰などの天然素材にこだわった家ならば、大人に子供、ペットまでが安心して暮らしていただけます。

せっかく家を建てるなら、「家族みんなが健康で、時短が叶い、コストパフォーマンスもいい」に越したことはないはずです。丸清がご提供している「高断熱自然素材の家」なら、いずれの条件も満たすことができますので、まずはお声掛けください。

(4)丸清がコストダウンを実現できるワケ

(1)で少し触れましたが、丸清では天然素材にこだわった家づくりをしていながら、大幅なコストダウンができています。それにはどんな理由があるのか、一つずつご説明します。

産地一貫体制

丸清の最大の特徴は、グループ会社である「丸志木材」の天竜材を使用しているということ。静岡県天竜地区に山を所有し、家の土台や柱などに使う天竜杉やヒノキを植林から育成、加工流通まで一貫して行っています。本来なら、工程ごとに発生する中間マージンが必要ないため、高品質な天竜材を低価格でご提供することが可能なのです。
現地の見学会も開催していますので、ぜひ天竜材の魅力を体感しにいらしてください!

・広告宣伝費用の削減

丸清は、広告宣伝費にお金をかけていません。
大手のハウスメーカーさんや、宣伝に重きを置いている工務店さんは売上高の数十%を広告宣伝費に投じているとも聞きますが、これらはすべて施主様のお金がめぐりめぐっているもの。広告宣伝にお金をかけるほど、家の建設費に上乗せされていきます。

丸清では、宣伝物をほぼ自社で作成しているため、広告宣伝にかかっている費用は売上高の数%程度。それよりも良質な素材、お客様との打ち合わせ、信頼する職人への対価のために使用したいと考えています。

・営業(セールス)などの人件費をかけない

ハウスメーカーさんや工務店さんの多くは、施主様との打ち合わせは営業マンが担当しているのではないでしょうか。弊社の場合は、施主様と設計士が直接お話ししていただけるスタイルを取っています。そのため、多くの営業マンをおく必要がありません。結果的に、人件費の削減にも繋がっています。

今回は、家を建てる際にかかる費用のお話しをさせていただきました。
せっかく家を建てるなら、お手頃価格なほうがいいに違いありません。でも、初期費用が安いからといって、総合的に“リーズナブル買い物”になるとは限らないという点がポイントです。
ランニングコストや家族の健康なども考えた、コストパフォーマンスのいい「高断熱自然素材の家」をお探しの施主様は、ぜひ弊社にお問合せください!