2012.11.27   2019.01.29

丸清プレゼンツ! 天竜美林伐採見学ツアー 無事終了

こんにちは ふるやま です。

先週末に天竜杉の伐採ツアーへ行って参りました。
お天気が心配されましたが、全行程を無事終えることができました。
その様子をほんの少しですがお伝えしたいと思います。

①天竜プレカット工場見学
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弊社の構造材は全てこの天竜プレカットにお願いしています。
簡単な家づくりの流れは以下の通りです。

家の図面が確定する

構造の柱や梁の配置と木材の樹種の選定

木材をあらかじめカットしたり、木材同士が
組めるように凹凸をつけていく作業
(ここがこのプレカット工場の役割です!!)

現場に運ばれ組み上げられる

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おなじみの高木専務理事長に熱くご説明して頂きました。

②丸志木材製材工場
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続きまして、弊社の母体である丸志木材製材工場に到着。
副工場長の秋保さんのご説明のもと
丸太の皮むき作業から製材された現板を綺麗に削る作業まで
材木が商品にかわる工程を順番に見て頂きました。
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こちら秋保さんの手書きの挽き割り図。
使用率73.7%、ロスは限りなく少なくしています。

通常の大量生産型製材工場は数をこなすために丸太材量の半分は
チップへと持っていくそうですが、
丸志木材は手間はかかっても限りなく部材として利用し、
産業廃棄物を出さないことが本当のエコだと考えています。

③静岡県立森林公園『森の家』宿泊
楽しい宴会の様子しか写真がありませんでした。
すみません・・・
一応まだ良識ある時の様子をアップします。
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そして、一晩明けて2日目は快晴!
神秘的な夜明け前の景色はなんとも素晴らしく、
この企画が成功すると確信した瞬間でした。
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(撮影:矢島)

④伐採見学
さて、メインイベントの伐採見学。
なかなか風が吹きやまず、絶好の伐採日和とはいえませんでしたが、
なんとか1本切りだすことに成功!
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一番奥でご説明して頂いたのが金原治山治水財団の大石専務。

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道具を一通りご説明して頂き、いざ本番。

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写真ではうまくお伝えできないのが残念です。
木が倒れる瞬間は迫力のある見事なものでした!

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こちら製材工場長の川嶋和幸さんです。
『杉』と『ヒノキ』の葉の違いがわかりますか?
きっとツアーに参加されたお客様は全員正解のはずです!!

おまけ企画で間伐材をのこぎりでカットする体験も。
着ていたコート、メガネを脱ぎ捨て、本腰を入れないと
カットできない丸太に皆さん真剣モードでした!

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さきほどの正解は
左が・・・杉
右が・・・ヒノキ  でした。

⑤秋葉神社
天竜川上流にある由緒ある秋葉神社。
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こちらは到着後、自由行動で参拝しました。
上部の切妻造りと下部の寄棟造りの構造からなる『入母屋』と
呼ばれる本殿には立派な太い注連縄が飾られていました。

そしてこの秋葉神社には千古の杉・ヒノキがうっそうと
繁っており、なんともおごそかなたたずまい。
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天竜杉、ヒノキの植林の一番古い記録もここ秋葉神社だそうです。
樹齢450年だとか・・・。

今回で4回目の天竜美林見学バスツアー。
いつも初日は雨ですが、肝心な時にはいつも快晴!
自分の普段のおこないがいいんだ、
とスタッフは皆自負しておりますが、
これはひとえに・・・
参加者の皆の熱い思いが自然界に伝わっているんだと思うんです。

自然と向き合う仕事に携わる方々の生き生きとした姿を目の当たりにして
私がつくづく感じたこと。
簡単にエコだ、環境に優しく、などと言葉で言うのはたやすいこと。
東京のこの環境で働く私にできることは・・・
この森で何十年も生きてきて、そして何十人もの人の手で加工された
天竜杉、ヒノキの良さを多くのお客様に伝えていくこと。
地道ではありますが、継続は力なり。
また、春に天竜美林見学ツアー企画します!
今回ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
是非またのご参加をお待ちしております!

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(2012.11.18天竜にて)