2021/12/25

家事動線が決め手! 家事の効率が上がる間取りとは?

せっかく注文住宅を建てるなら、家事がラクになる間取りにしたいと思いませんか?
料理、洗濯、掃除など、暮らしに欠かせない家事が効率良くなれば、日常の過ごし方も変わってきます。
そこでポイントになってくるのが「住まいの家事動線」です。
家事動線が意識できていないと、住み始めてからなんとなく違和感や不便さを持ち続けながら暮らすことになってしまいます。
今回は、効率と利便性を意識した家事動線と、過ごしやすい間取りについてお話しします。

家事動線って何ですか?

「動線」は人が自然に動く場合に通る経路、つまり人の動きを「線」として表したものです。
家事動線という場合は、調理や洗濯、掃除などの「家事」を行うために通る経路という事になります。

例えば、洗濯をする場合をイメージしてみてください。
洗濯機の置き場所と洗濯物を干す場所が離れていると、乾燥前の濡れた洗濯物を運ぶために移動する必要がありますね。
そして、乾いた洗濯物の取り込み、畳む作業、しまうためにも移動するのであれば、そのすべての経路が洗濯に係る家事動線となります。

では、炊事の場合はどうでしょう?
食材が保管されている場所、野菜や肉などを切る調理台、コンロやオーブン、食器が収納されている場所への移動があります。
そして、出来上がった料理を食卓に運ぶ、食べ終わった食器を下げる~洗う~片付ける、これら全ての経路が炊事に係る家事動線となります。

それぞれの場所が、近ければいいのではなく、無理のない移動距離や作業のしやすさ、同時に行う家事があるかどうかなど、住む人の生活のスタイルやパターンに合っているかを重視する必要があります。
家事、育児、仕事など、忙しい現代を生きる私たちにとって、家事動線がスムーズかどうかは、快適な家づくりにとって外せないポイントだと言えるでしょう。

家事が楽になる間取りを考える前に

家事動線の考え方はわかってきましたが、いざ効率良くするには?と言われると、パッと思い浮かばなかったりしませんか?
「家事」と言っても、人によって手順も違いますし、家族構成も違えば仕事量も違ってきます。
また、得意な家事、不得意な家事もあると思います。
家事が楽になる間取りを考える前に、「我が家の家事パターン」をもう一度洗い出してみましょう。
現在不便だと持っている点を、ピックアップして書き出すことも大切です。
その上で、住宅メーカーや設計士さんと相談すれば、より現実的な「家事が楽になる間取り」に近づいていきます。

では「家事をラクにする間取り」の基本的な考え方を見ていきましょう。

回遊できる家事動線を意識する

キッチン、洗面所、浴室などの水回りがドアなどで繋がっていて、一方通行ではなく、どちらからでも回りこめる動線を「回遊動線」と呼びます。
回遊動線には行き止まりがないため、無駄な行き来をせず、移動しながら家事を行えるメリットがあります。
また、回遊性を持たせることで人の往来がスムーズになり、家族の気配を感じやすくなります。

キッチン周りの動線の工夫で無駄をカット

海外の住宅のような広いキッチンも素敵ですが、実際には広すぎると無駄な動きが増えて、調理の作業時間が余分にかかります。

冷蔵庫から食材を取り出す、シンクや調理台で調理する、食器を取り出して盛り付けるなどの動作をイメージして、移動がスムーズで使いやすい位置に、設備や家電を配置できる間取りを考えましょう。
例えば食卓がキッチン横ですと配膳や片付けが楽ですし、家族も家事を手伝いやすいですね。

次に、意外と重要になってくるのがコンセントの数と配置です。
どんな家電をどこで使うか、事前に配線計画を立てておけば使いやすく、スッキリしたキッチンになります。

また、玄関とキッチンの距離も重要なポイントになります。
玄関からキッチンまでが近い、またはキッチン近くに勝手口などがあるなど、駐車場までの動線が短ければ、買い物袋を運ぶ負担が減りますし、ゴミを出す際にも楽ですね。

洗濯の時間を短縮する間取りの工夫

洗濯は、洗う~干す~たたむ~しまうが一連の動作になります。
この一連の動線をスムーズにすると、家事がダンゼン楽になります。
家事動線のところでお話ししたように、洗濯機から物干しまでの距離や動線は大切です。
それだけでなく、洗濯機の近くに「しまう」場所があれば効率アップになりますね。
洗面・浴室で使うタオルやパジャマ、下着がしまえれば、家事負担の軽減になるだけでなく「出す」「着る」にも便利です。
洗濯機、干し場、収納をひとつに集約するなど、洗濯→干す→たたむ→しまうまでを効率的に行えるようにすることが、洗濯の時間が短く楽になる間取りの秘訣です。

収納の工夫が時短に役立つ

アイロンや掃除機などの家事ツールを使う場所で収納すれば、「出す」「しまう」という動きが最小限に抑えられます。
掃除機なら、コンセントが近くにあって、すぐに掃除をスタートできる場所、アイロンなら洗濯物を取り込む場所で使えれば、そのままアイロンがけができるなど、余計な家事を減らすことができます。

生活のパターンよっては、リビングやその近くに家族の衣類や鞄を収納して、着替えもできるクローゼットを設けるというアイデアもあります。
洗濯物を一箇所に片付けられて、着替えや服選びも素早くできるなど、お子さんのいる家庭の家事を楽にします。

また、玄関に土間はベビーカーや子どもの三輪車、外遊びのおもちゃ収納に便利で、出し入れしやすく、やはり外出時の手間を省きます。

このように収納の量だけにこだわらず、位置や出し入れのしやすさをポイントにすると、片付けやすく無駄のない間取りになりますね。

このように、回遊性、キッチン周りや洗濯ランドリー周りの工夫、そして上手な収納の活用によって、使いやすい間取り、家事を楽にする生活空間が出来上がります。

「家事動線」を考えた間取りで、家事効率に違いが出ることをお解りいただけましたか?
家事は長く続く暮らしの中で、ずっと向き合っていかなければならない生活の一部ですから、快適で楽に行える事が理想です。
「間取り」を広さや内装だけではなく、動線も含めて考え、本当の心地よいバランスの良い住まいを手に入れてください。

丸清では、おひとりおひとりの個性によって異なる「家事動線」に着目し、コーディネーターがじっくりと向き合い、プランを練りあげていきます。
お客様にとって、最も快適で家事のしやすい「オンリーワンの注文住宅」をご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

  • 家事動線とは、調理や洗濯、掃除などの「家事」を行うために通る経路。
  • 家事動線は、生活のスタイルやパターンに合っていることが大切。
  • 回遊できる家事動線を意識すると家事も効率良く、人の流れもスムーズになる。
  • キッチンは広さではなく、家事動線で配置する方が家事の効率がアップする。
  • 「洗う~干す~たたむ~しまう」を洗濯の一連の動作として間取りを考えると効率的。
  • 収納の位置や場所によって、動線がスムーズになり家事効率も良くなる。

実際に玄関周りの収納についての記事はこちらからご覧ください。

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