2023.09.08

大工さんが家に合わせて造るから“ぴったり”! 造作家具で洗練された住まいを

東京・東村山を拠点に、無垢材にこだわった自然素材の家を手がけている工務店「丸清(まるせい)」です。
今回のテーマは、家の印象を大きく左右する“家具”をピックアップしたいと思います。みなさん、家を建てたら家具はどうしたいと考えていますか? 「現在の家でも使っている、お気に入りの家具を持っていきたい!」「新居に合わせて、すべて買い換えたいと思っている」など、さまざまあると思いますが、ぜひ選択肢の一つに入れていただきたいのが大工さんによる “造作家具”です。
丸清の住宅でも大変好評をいただいている、世界に一つその家のためだけの造作家具の魅力について、今日はたっぷりお話しさせてください!

(1)造作家具とは

造作家具とは、大工さんたちによって造り付ける家具のこと。家の雰囲気や施主様の暮らしに合わせた完全オーダーメイドで、基本的には壁や天井などに固定されているものを指します。では、どんなものが作れるのか主なものを見ていきましょう。

・大工さんたちの腕前が光る、丸清の造作家具

こちらでピックアップしているのは、すべて丸清の大工さんたちが手作りしたものです。

・収納棚

収納棚は、特にご要望の多い造作家具です。写真のようなキッチン棚のほか、飾り棚も人気です。施主様の身長や生活動線はもちろん、ライフスタイルに合わせて提案、施工させていただきます。

・カウンター

定番のキッチンカウンターに加えて、最近ご依頼が多いのが在宅ワークにも使えるカウンターです。写真では、開放的な吹き抜けに施工させていただきました。

・本棚

本や雑誌をまとめて収納できる大容量の棚です。たっぷりの本もすっきり収納できることに加えて、最大のメリットは造り付けなので地震などの際に倒れる心配がないということ。家族の安全という視点からも、おすすめの造作家具です。

・ベンチ

窓辺の壁面を活用した造作ベンチ。上記のようなタイプは、ベンチをどかすという手間が不要なので掃除の際も楽ちんです。

・洗面台


丸清では、造作洗面台が標準仕様の対象。洗面ボウルや水栓、ミラー、収納などを自由に組み合わせて、丸ごと自分たち好みにアレンジすることが可能です。

・TVボード

存在感のあるTVボードは、リビングの印象を決めるアイテムの一つです。施工時に一緒に造作することで、家の床や柱の色にもマッチさせられます。

・キャットウォーク

写真左奥は、キャットウォークです。ほかにも、弊社では大切な愛猫や愛犬といった大切な家族に合わせたさまざまなアレンジも可能なので、ぜひご相談ください。

・丸清が造作家具の依頼を引き受けられるワケ

工務店やハウスメーカーを訪ねて、「造作家具を作りたい」と要望したことがある方なら思い当たるかもしれませんが、快く引き受けてくれる場合と、そうでない場合があったのではないでしょうか。弊社もよく「他社はすべて断られたのに、丸清では実現できた!」といううれしいお声をいただきます。

少々話が脱線しますが、ここで“大工さん”について少しご説明させてください。一般的にみなさんが大工さんと呼んでいる木造軸組工法で家屋を造る職人は、正確には家屋大工や町大工と呼びます。それに対し、構造部以外の内部の造作を行う大工が造作大工です。丸清では、両方の仕事に対応できる技術力の高い大工さんに依頼しているため、難易度の高い造作家具の製作もお引き受けできるのです。

(2)造作家具のメリット

・サイズもデザインも自由自在!

大工さんによって一から手作りされるので、素材選びはもちろん、サイズだってミリ単位で指定していただくことが可能です。また、弊社では既製品にはないような個性的なデザインにもできる限りお応えしています。
丸清にはインテリアコーディネーターも在籍しており、床や天井の色、お住まいの雰囲気などとのバランスを考えた上でのご提案も可能なので安心してお任せください。

・耐震性が高いので安全

前述の通り床や天井、壁などに造り付けているため、基本的に倒れてくるという心配がありません。そのため、造作家具は本や雑誌、CDといった重量があるものの収納に特に向いています。

・デッドスペースがないので、部屋がすっきり!

既製品の中から、間取りと家の雰囲気に合う家具を探すとなると時間も根気も必要です。しかも、スペースに対して完璧にフィットするものを見つけるのは至難の業。
その点、造作家具なら家具を探す手間が省ける上に、無駄なスペースもゼロ。イメージ通りの空間が実現できます。

・掃除がしやすくて快適!

無駄なスペースがないということは埃が溜まりにくく、掃除もしやすいということ。また、掃除のたびに家具を移動する必要もないので、時短にもつながります。

(3)造作家具のデメリット

・取り外しが困難

置き家具と違って、造作家具はすぐに取り外すということができません。また、事前に現物を確認できない点もデメリット。だからこそ、私たちは施主様が思い描いていた通りの仕上がりになるように、前もって綿密な打ち合わせをさせていただきます。インテリアコーディネーターと一緒にしっかりとイメージのすり合わせをさせていただきますので、ご安心ください。

・コストがかかる

世界に一つのオーダーメイドなので、市販品に比べるとどうしてもコストが割高になる場合が多いです。デザインをなるべくシンプルにするなど、コストを抑えるための工夫もご提案させていただきますので、まずは遠慮なく希望をお聞かせください。

・工務店によって仕上がりに差が出る

取り外しが難しいだけに、施主様からすると絶対に失敗されたくない部分だと思います。でも、造作家具の出来栄えの良し悪しは正直なところ大工さんの腕にかかっています。どんなにいい木材を使っても、その木のクセや特徴を理解していない職人が手掛けると、あとで歪みが生じたりする可能性があるからです。だからこそ、造作家具は木の扱いに慣れている工務店に依頼するのがおすすめです。
その点、当社は製材業が母体で、依頼している大工のみなさんも長年お付き合いしているすご腕の職人ばかり。お客様からも「面からは見えない部分まで、丁寧に仕上げられていて嬉しかった」というお声をよくいただきます。

(4)造作家具を依頼する場合の注意点

造作家具は天井や柱、壁などに造り付けるだけに、内容によっては図面を引く段階から盛り込んでおく必要がある場合も。また、後になって予算がかさんでしまった…なんてことにならないためにも、造作家具を取り入れたければ早めに工務店に伝えておくといいでしょう。

また「やっぱりやめておけばよかった…」と後悔しないためには、将来を踏まえた検討が大切です。お子様の独立やご両親との同居など、ライフスタイルがどのように変わる可能性があるかによって、どこに造作家具を取り入れるかも変わってくると思います。今後のプランをお話しいただければ、弊社からもさまざまなご提案をさせていただきます。

ただ、どんなに考えたとしても実際に暮らしてはじめて、改善したいポイントが出る場合もあるかと思います。弊社では、「壁に棚を一つ増やしたい」「やっぱりTVボードを作ってほしい」といったご要望に、完成後もお応えしています。

今回は、造作家具についてお話しさせていただきました。
細部まで、施主様のこだわりを表現できる造作家具は、住み心地も見た目もアップさせてくれるおすすめの施工です。
丸清の大工さんたちは経験豊富なのはもちろん、技術力もアイデアも豊富な腕利きばかり。「こんな造作家具は無理かな…」と思うようなものも、まずはお問い合わせください!