2022/01/19

狭小住宅でも住み心地良くできる! 設計のポイント&アイデア

いきなりですが、日本の平均的な住宅の敷地面積はどのくらいかご存知でしょうか?

答えは39.5坪(約130㎡)。

今日は平均的な面積よりももっと小さな土地に建てる場合、とりわけ「狭小住宅を建てる」場合のポイントやアイデア」をご紹介します。

狭小住宅とは?

概ね敷地面積15坪(50㎡)以下の建物を「狭小住宅」と言います。
地価が高い都心部で多く見られるものでしたが、親から譲り受けた土地、予算や立地の都合で選んだ土地など、土地を最大限に活かした家づくりのスタイルとして、注目を浴びるようになって来ました。
最近では「持たない暮らし」をされたいミニマリストの方からの需要も増えてきているようです。

丸清にも、狭小住宅についてお客様からお問い合わせがあります。
平均よりも小さな敷地でも、工夫次第で快適な家を設計することはできるんですよ。

狭小住宅を建てる際に注意するポイント

狭小住宅の場合、次のような点に注意しながら設計します。

  • 隣家との距離が近い場合、採光や通風だけでなく、プライバシーにも十分に配慮する。
  • 少しでも無駄な空間をなくし、必要な部屋数を確保する。
  • 限られたスペースを活かした収納スペースをつくる。

狭小住宅の参考事例

著名な建築家が手掛けた狭小住宅の事例をご紹介します。「ミニマムに住む」ということの参考になるかもしれません。

  • 増沢洵「最小限住居」(1951年):
    最小限の空間に豊かな生活空間をつくりあげた住宅建築として、戦後住宅史における特筆すべき秀作として評価されています。
  • 東孝光「塔の家」(1966年):
    約20㎡の土地に、地上5階、地下1階を搭状に積み重ねた住居で狭小住宅としておそらく最も有名な作品。
  • 安藤忠雄「住吉の長屋」(1976年):
    敷地面積57㎡ではありますが、細長い敷地を活かした住宅建築の傑作として高い評価を得ています。
  • 石井和紘「赤坂拾庵」(1983年):
    建築面積20.26㎡で、赤坂に住みたいと熱望した建築家の自邸。

狭小住宅の費用について

坪単価の面から考えてしまうと、狭小住宅は割高になります。

居住空間として機能させるには、浴室、洗面、トイレ、キッチンなど、必要な住宅設備が必要です。
その為、土地が小さい分、建物の全体予算に占める割合は高くなってしまいます。
こういった事情から、「坪単価」が上がるため、割高だと言われるのです。

ですが、狭小住宅の場合、あらかじめ土地の面積が限られているのですから、一般的な住宅の坪単価などと比較してもあまり意味がありません。

決めた土地に、希望通りのデザインや性能、機能を備えた家を建てられるかどうか、ご自身の予算と費用対効果を考えて検討しましょう。

狭小住宅には木造建築がベスト

狭小地での建築は、敷地を目一杯有効に使うケースがほとんどです。
そうなると、建築方法は自由度の高い木造建築が選ばれます。

木造は空間の無駄を作ることなく建築できるため、敷地が狭かったり変形していたりしていても、土地に合わせて建築ができます。
また、鉄筋とは違い、天井や部屋の角に出っ張りが出ないため、狭い空間を十分に活かせるのがメリットです。

また、木造建築は一般住宅でも狭小住宅でも

  • 断熱性に優れ、年中過ごしやすい
  • 地震の揺れによる影響を受けにくい
  • 建築計画時に、デザイン面での自由度が高い
  • 天然の調湿効果があり、快適に過ごせる

などのメリットがあります。

狭小住宅をより快適にするポイントは「自然素材」

無垢材や珪藻土や漆喰などの自然素材を使う事で、限られた敷地面積でも十分に心地よい居住空間をつくることができます。

人に優しく安全

無垢材は、自然のままの木材です。
合板のように、接着剤などの化学物質を含んでいないので、有害物質を放出することがありません。
また、珪藻土や漆喰など自然素材の壁材には、調湿性能や、消臭効果もあります。
室内環境や空気の質には特に配慮したい「狭小住宅」に、安心安全な室内環境をもたらします。

癒し効果

無垢フローリングや自然素材の空間には、温かみがあり、手や足など人の触感に優しく、リラグゼーション効果も期待できます。
コンパクトな空間でも、圧迫感を感じることなく、長く住み続けられる家をつくります。

丸清では、国産の自然木をはじめとする自然素材と、快適性能を標準仕様として、家づくりをご提案しています。
狭小住宅でも一般住宅でも、基本的には変わりません。

狭小住宅のデザインアイデア

ここで狭小住宅に有効なデザインの工夫をいくつかご紹介します。

デッドスペースを収納に活用

A) 小屋裏収納

2階の屋根との間にできた空間を利用する収納です。
小屋裏部分の床面積が、すぐ下の階の床面積の1/8以下で、天井までの高さが1.4m以下の場合、建築基準法では小屋裏空間は階数・床面積に算入されません。
小屋裏はロフトとしても活用できます。

B) 壁面収納

壁の厚みを活用した収納です。
壁に奥行き10~15cmの棚を埋め込めば、文庫本などの収納や飾り棚になります。

視覚的に広く見せる工夫

A) 吹き抜け

狭小地では水平方向への広がりが限られています。上下方向への広がりをプラスすることで、空間にゆとりを演出する効果があるデザインが吹き抜けです。
光と風を採り込み、住まいの開放感と快適性を高めるデザインとして、一般住宅でも人気ですが、大きな吹き抜けでなくても、十分な効果が期待できます。

B) 勾配天井

高さが一定ではなく傾斜のある天井を勾配天井と呼びます。
部屋を広く見せるだけでなく、明るさや開放感を感じさせる効果があります。
フロア面積と同様に、部屋の上方の空間の形状によって、人の感覚がとらえる部屋の印象は変わってきます。
視線が上に向くことによって、広がりを感じる感覚を上手に利用したデザインのひとつが勾配天井です。

これらのアイデアは、プランのほんの一部です。
丸清では、土地の形状や面積だけでなく、お客様の家族構成やお仕事など、暮らし方、ライフスタイルをじっくりお伺いして、間取りや収納にアレンジを加えていきます。

今回は「狭小住宅」についてお話ししてきました。

都会の狭い土地活用が主だった狭小住宅ですが、デザイン性と快適性を兼ね備えた家づくりという点では、一般住宅と変わらないか、むしろ工夫の詰まった家になりそうです。
暮らし方という点では、少ないもので豊かに暮らすミニマリズムという考え方が、最近注目集めています。
環境の変化や、働き方の変化など、大きく変わるこれからの時代、もしかしたら「狭小住宅」は、新しい住まいのカタチになって行くのかもしれません。

まとめ

  • 狭小住宅とは概ね15坪(50㎡)以下の土地に建てられた住宅のこと。
  • 狭小な敷地でも、計画によって快適性の高い住宅は建てられる。
  • 狭小住宅は、坪単価は高くなるが「割高」であるとは言えない。
  • 狭小住宅には、自由度の高い木造建築が向いている。
  • 無垢自然素材は狭小住宅の快適性UPに効果がある。
  • デザインの工夫で、狭小でも空間を広く感じることができる。

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