2019.02.08

住宅の断熱性がもたらす健康効果 高血圧性疾患、関節炎、肺炎、糖尿病、心疾患、脳血管疾患、各種アレルギー性疾患も症状が改善

断熱性がもたらす健康効果
高血圧性疾患、関節炎、肺炎、糖尿病、心疾患、脳血管疾患、各種アレルギー性疾患も症状が改善!

先日LIXILさんの「住まいStudio」にお邪魔してきました。
体感型のショールームで「住まいStudioは、通常のショールームのように商品をご覧いただくのではなく、室内空間がどうあるべきか、どうすれば気持ちよく過ごせるのかを肌で感じる場を提供しています」というコンセプトだそうです。
実際に見学させていただき、説明もわかりやすくとても勉強になりました。
特に興味深かったのがタイトルの通り
断熱性を上げることで、様々な疾患の予防や症状が改善されるということです。

一見関係のないことのように思われますが、首都大学東京名誉教授の星旦二先生も提唱されているようです。
(詳しくは下記文章をご一読ください)

冬は家が寒いのは当たり前で、我慢するものと思っている人も多いかもしれません。しかし、家の断熱性は健康に暮らすための「鍵」であると健康住宅を提唱する首都大学東京名誉教授の星旦二先生は言います。例えばイギリスでは、住宅の断熱性能は基本的人権の一つとも考えられ、寒さによる健康リスクを軽減するため、室内の過度の寒さを防ぐ法規制があります。一方で、日本の住宅では、断熱性が健康な暮らしを支える重要な役割として注目されるようになったのは近年のことです。

住まいの断熱・気密性能の向上によって、住む人の健康維持につながる効果が期待できます。例えば、断熱性の低い住宅では、冬場に、暖房の効いた居間とお風呂やトイレでは10℃以上の温度差が生じることも珍しくなく、その温度差は「ヒートショック」と呼ばれる急激な血圧変動を引き起こす要因となります。実際、日本衛生学会で発表されたデータ1でも、住宅内で心筋梗塞や脳出血などの循環器疾患が原因の死亡者数は冬場に急増することが報告されています。また、星先生が携わった全国1万軒を対象とした転居者調査2では、暖かい住宅への転居前と転居後で、各種アレルギー性疾患、高血圧性疾患、関節炎、肺炎、糖尿病、心疾患、脳血管疾患と多岐にわたる病気の症状が改善していることがわかりました。これは、結露の減少によるカビやダニの発生減少や、暖房方式、換気システムの改善などによる空気の清浄化など、複合効果と考えられます。「健康に暮らすためには住宅の開口部、壁、床、屋根などの断熱性と気密性を高め、熱の出入りを防ぐことで1年中快適な室温を維持することが重要」と星先生は語ります。
(以上 LIXIL 断熱住宅で実現する健康・快適生活より抜粋)

ここで、以前丸清のブログでもお話させていただきましたが、
(参照:https://www.e-marusei.jp/blog/5729/)
断熱性を上げた住宅でも、化学物質を壁紙の接着剤や、仕上げ材などの建材に使用された場合、
気密性が上がった分かえって空気の逃げ場がなく、逆の効果を生み出してしまいます。
それがシックハウス症候群対策、『24時間換気』が義務付けられた背景にあります。
※『24時間換気』とは http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/sickhouse.files/sickhouse_1.pdf)

丸清は、無垢材・天然(自然素材)の塗料・シロアリ対策のホウ酸剤・断熱材のセルローズファイバーに至るまで、
天然・自然素材で建てるということに専念しています。
材木も国産材、天竜のスギ・ヒノキを使用し防腐剤も使用していません。

少しでもご興味のある方はこちらより資料をご請求ください。

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丸清はこちらの本にも掲載されています。
参考ぶ https://www.e-marusei.jp/blog/5727/