みなさんは日本の木材自給率が大体どのくらいか知っていますか?
H27年のデータでは、33.3%となっていて、H23年から5年連続で上昇しています!
日本は、国土の約7割が森林となっています。
それにも関わらず、自給率は3割程度というのは少ない気がしませんか?
日本では、昭和20年ごろから戦後の復興のため木材需要が急増し、
スギやヒノキなどの針葉樹をたくさん植えました。
スギやヒノキは建築用材として需要を高め、価格も急騰したことで造林ブームが加速しました。
また、昭和30年代に木材の輸入自由化が段階的にスタートしたことで、
国産材より安い外材を入手できるようになりました。
これらの影響から、国産材の価値は下がり、林業が衰退し始めました。
こうして、造林ブームで膨大に増えた人工林は手入れが行き届かず、
放置されるところが増えました。
戦後植えられたスギやヒノキは収穫期を迎えていますが、伐採されることなく残されています。
また、林業就労者の減少、高齢化などの影響もあり、山の荒廃が目立っています。
政府は、「2020年までに木材自給率50%」を目標としているそうです。
現在は約3割、というとなかなか厳しいのかもしれません。
しかし今、日本の山に必要なことはひとりひとりが「木」を使うことです。
国産の木材を選択することで、山が守られるのです。
山が守られ、いい「木」を手に入れられれば、いい「家」が建てられます。
木材自給率50%を達成できるように、
みなさん出来る範囲で国産材を選びましょう^^
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