2020/05/21

外壁塗装工事の打ち合わせから完成まで。インテリアコーディネーターが選ぶとこうなる

外壁の塗り替え。
どのようなタイミングでおこなうかはお客様によって様々です。
一般的なきっかけ、よく相談を受けるのはこんな感じです。
・同時期に建てた近隣が塗り替えた
・もともと気に入っていない色なのでイメージチェンジしたい
・梅雨前にもしくは真夏、真冬の前にやってしまおう

そして一番大事なところ
・ある程度の資金ができたとき

そうです。大前提ですよね。
まとまった収入があったり、マンションでいうと維持管理費を
コツコツと貯めてある程度まとまったときに、など・・・

戸建住宅で外壁を塗り替える場合、
足場工事
洗浄工事
板金(雨どい、庇、水切り等)塗装工事
屋根外壁塗装工事

せっかく足場をかけるならできることを同時期に全ておこなうことが
効率が良いですとご提案させて頂いております。

そんな中で、今回は外壁、屋根のお色味を変えて、
イメージチェンジをするときの色の選定方法をお伝えします。

外壁というのは全体で200㎡以上の面積があるものが多く、
1面にしても約50㎡。畳一枚が約1.6㎡なので、約30倍。
そんな大きな面積の色を変更するにはとても勇気が必要です。
何棟も経験していますが、ほとんど同じ色味で塗られる方が
多いのですが、費用は変わらないのでせっかくなら色味を
変えてイメージチェンジをしてみてはいかがでしょうか?

たとえば、現在はこんなレモンイエローの外壁。


築16年目。これはこれで素敵なんですが、今回はイメージされている
外観があるとのこと。そして、お客様からのご希望の建物写真を頂きました。

う~ん。お天気が良くて直射日光に当たっているのに
こんなにビビットなサーモンピンク。
かなり難しいので、実際色を見に行きたくて場所を伺うと・・・

イタリア

でしたか・・・
でしょうね。素敵なお写真ですものねー。

では、この写真とお客様のイメージを膨らませ、
色選定をおこないましょう。

サーモンピンクのピンク系とオレンジ系を目を凝らして選び、
もしかしたら迷った末、現在と近しい色に落ち着くこともよくあるので、
今のイエローに近い、でもこの写真のイメージに近い
パステル調のイエローを選択。そして、約2週間ほどで仕上がったサンプル。

塗装屋さんが下地のテクスチャーも作ってくださり、
しかもツヤ消しを指定したので、よりイメージが近いサンプルが
出来上がりました。

そして、お客様が選んだお色は・・・

中央のオレンジ系。私もこれがいいなと思っていました。
他2色は念のための、捨て色?というか、もし私のヒヤリングが
間違っていたり、日にちが経って気分が変わったりされるお客様
ですとたまに予想が外れますが、今回はぴったり正解でした。

そして、仕上がった外壁がこちら。

(夕方に撮影したため、落ち着いた色味で撮れていますが・・・)
素敵です。
丸清ではbefore&afterのお写真はもちろんのこと、作業工程の写真も
職人に撮って頂き、台帳として完了したらお客様に差し上げています。

以上、外壁の色味を変更するときの作業工程のご説明でした。
ご興味のある方はHPからお問い合わせください。

byFuruyama