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お客様の声

つくり手とのコミュニケーションでつくる暮らしやすい家

H市 H様  

H様は共働きのご夫婦。お互いの職場に近いという日野市の閑静な住宅街にマイホームを建てられました。つくり手である丸清との関係を大切にしてくれたお二人。密なコミュニケーションを経て、暮らしやすい工夫がたくさん詰まった家が誕生しました。

 ―家づくりのきっかけは?

ご主人:結婚した当初は賃貸のマンション暮らしでしたが、いつまでも家賃を払い続けるのはもったいないと考えていて。結婚して2年ほど経った頃に良い土地を見つけました。

奥様:私は実家が戸建てなので、マンションより一軒家がいいなと話していました。マンションだと音が気になりますし、ご近所に気を使うことも多くなりますし。

―どのように建築会社を探しましたか?

ご主人:せっかく家を建てるなら素材からこだわりたいと思いました。できる限り化学的なものは使いたくないなと。建築会社は溢れんばかりの数があるので、どう選んだらいいかわからない。だからまずは素材の勉強から始めました。

奥様:主人の知り合いの家も参考にしました。北欧風で木をふんだんに使うと雰囲気が良いねって。

ご主人:そうそう。だんだん「木の家」とか「自然素材」というのが大事なキーワードになっていって。それからは住宅展示場や建築会社のイベントに足しげく通いました。妻から「また行くの?」って怒られるくらい(笑)。

―なぜ丸清に依頼しようと思いましたか? 決め手を教えてください。

ご主人:やっぱり製材から行っている会社、というのが大きかったですね。実際に静岡まで見に行って工場の方たちともお話して、すごく良いと思いました。あとは、設計士の天野さん。じっくり話を聞いてくれましたし、良い意味で「お客さま」ではないというか、一緒につくっていける気がしたんです。
また、大手ハウスメーカーのイベントに参加したこともあったのですが、無料なのに飲食やサービスが至れり尽くせりでした。多くの方はそのようなおもてなしを喜ばれるのでしょうが、これらのおもてなしの費用は前に建てた方の建築費用から捻出されているんだよな……と考えてしまいました。
ちなみに丸清さんのおもてなしは…スタバのコーヒーでした(笑)。設計士の天野さんに初めてお会いした時に。
バスツアーにも参加しましたが、少額ながら有料なんですよね。
費用が発生する「コト」を無料にして見かけで気を引くようなスタンスではなく、正直な姿勢に好感が持てました。

―家づくりでこだわったことはなんですか?

ご主人:家の性能や暮らしやすさにこだわりましたね。主に気密性や断熱性でしょうか。特に断熱材はセルローズファイバーを使いたかったんです。自然素材だし性能も良いし。それから、窓はトリプルガラスの新しいタイプをお願いしました。フィックス(開閉しない)部分が広いタイプの窓のため、気密性が高くなります。

奥様:確かに住んでみると暖かさを実感しますね。冬も掛布団一枚で十分です。私はほとんどお任せでしたけど、唯一「小屋裏は欲しい」って伝えていました。好きな本を並べて、のんびり過ごせる部屋が欲しいなと思って。吹き抜けもつくって良かったと思います。

ご主人:吹き抜けは部屋をつくる予定だった部分まで広げたので、すごく開放的になりました。光が入って暖かいです。

奥様:細かいところのこだわりは、吹き抜けの窓を掃除できるようにキャットウォークをつけたり、隠せる扉付きの収納をいたるところにつくった点ですね。

―担当者・大工さんの印象は?

ご主人:丸清さんはアットホームな会社だなという印象です。設計士さん、大工さん、社長もみなさん私たち(施主)との距離が近いです。製材所を見学した時にも社長が「いい大黒柱選んでいきなね」と声をかけてくれたり。大黒柱を自分で選ぶってなかなかないですよね。大工さんとも仲良くさせてもらいました。「こんな家具が欲しくて」って話したら、快く引き受けてくれました。

奥様:主人は大工さんを「師匠」って呼んでいました(笑)。つくっていただいた造作梯子(はしご)は、カバン掛けとしても使えて重宝しています。造作のテレビ台の出来栄えも満足しています。設計の天野さんには家と関係ないことまで主人が相談して、お世話になってます(笑)庭をどうしよう、とか。

ご主人:希望を話していくつかプランを出していただいたのですが、最終的には天野さんが最初に勧めてくれたプランに落ち着いたんですよね。やっぱり天野さんはすごいと。その場だけの関係ではなく、これからも繋がっていたいと思える方です。

 

―住心地はいかがですか? 気に入っているところを教えてください。

ご主人:暖かさはすごく感じますね。朝晩の温度差がさほど変わりません。暖房はリビングのペレットストーブだけでも十分。2階のエアコンはほとんど使わずに一日中過ごせます。

奥様:暖かさもあるし、静かなので落ち着いて過ごせるように感じます。思いがけず重宝しているのが2階窓際のスペース。書斎のつもりでしたが日当たりも風通しも良くて洗濯物が良く乾くんです。

 

―生活スタイルに変化はありますか?

ご主人:家を建ててから庭に興味を持つようになりましたね。木を選んだり、質の良い土に入れ替えてみたり。家を建てた時にあまった材木で小さな飾りをつくってDIYもちょこっと始めています。

奥様:出不精の私は、広々としたリビングで過ごすのが休日の定番になりました。日当たりのいい場所にクッションを置いてのんびり。玄関や階段の壁などにニッチがあるので、好きなキャラクターの人形を飾るのも楽しみです。

―最後に、これから家を建てる人たちへメッセージをお願いします。

ご主人:建築会社の方と積極的にコミュニケーションをとると、楽しみながら納得できる家がつくれる気がしますね。あとは決めることがものすごく多いですから、任せっきりにせず自分で勉強した上で、相談するのが良いですね。

奥様:知識が増えたらいったん整理して、自分たちの「ゴール」を決めるのも大事ですね。

ご主人:建設会社によって工法や素材、家づくりの考え方など、検討要素がたくさんあります。建築会社を決めるのは大変ですが、「自分たちにとって本当に何が必要か」を考えて建築会社を選ぶと良いと思います。