2026.03.28

自然素材の家とは?特徴や使用される素材から家づくりのポイントまでを解説

自然素材の家は、無垢材や漆喰などの天然素材が持つ心地よさや、時間とともに深まる風合いが魅力の住まいです。快適に過ごせる住環境を求める一方、「費用はどれくらいかかるのか」「メンテナンスは大変ではないか」など、自然素材の家に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、自然素材の家の特徴やメリット・デメリット、代表的な素材の種類、後悔しないための家づくりのポイントを解説します。

「家づくりを何から始めるべきかわからない」「理想の住まいを言語化しにくい」など、自然素材の家づくりで迷っている方は、丸清の無料相談もぜひご活用ください。理想的な住まいづくりの壁打ち相談を通じて、一人ひとりに合った住宅環境を提案いたします。

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目次

自然素材の家とは?

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自然素材の家とは、化学的な処理や合成材料の使用を最小限に抑え、天然由来の素材を構造材・内装材・断熱材などに積極的に採用した住宅のことです。一般的な住宅では合板フローリングや塩化ビニールクロスなどの工業製品が多用されますが、自然素材の家では無垢材・漆喰・珪藻土・セルロースファイバーなどを使用します。

近年、子どもの健康を考えて家づくりを見直す層や、長く快適に暮らせる住環境を求める30〜40代を中心に、自然素材住宅への関心が高まっています。

自然素材の定義と範囲

住宅における自然素材とは、自然界に存在する原料をそのまま、あるいは最小限の加工のみで使用した建材のことです。明確な法的定義はありませんが、一般的に以下のような素材が該当します。

使用部位代表的な自然素材主な特徴
床材無垢フローリング(杉・桧・チーク)、コルク足触り・調湿・経年変化
壁材漆喰、珪藻土、和紙、土壁調湿・消臭・空気質改善
断熱材セルロースファイバー、ウール(羊毛)、コルク断熱・調湿・吸音
構造材無垢材(天竜杉・天竜ヒノキ)強度・粘り・木の呼吸
塗料・仕上げ蜜蝋ワックス、柿渋、自然塗料(OSMO等)低VOC・保護性能

自然素材の家づくりでは、どの部位に・どの素材を・どの程度の範囲で使うかによって、住み心地・コスト・メンテナンスの負担が大きく変わります。なお、自然素材は家の一部に採用することも可能です。

「コストを抑えたい」「適材適所で素材を使用したい」といった方は、自然素材を全面に採用しなくても問題ないことを心に留めておきましょう。

自然素材と自然素材風の違い

住宅市場には、自然素材風の建材も多く流通しています。例えば、木目調の塩化ビニールクロスや、石材に見立てた複合フローリングなどがその代表例です。

一見すると本物に近い見た目を持ちますが、本物の自然素材とは性質・機能・経年変化において大きく異なります。下記は、自然素材と自然素材風の機能性を比較した表です。

比較項目本物の自然素材自然素材「風」建材
調湿機能あり(素材が湿気を吸放出)ほぼなし
経年変化味わいが深まる(経年美化)劣化・剥がれが目立つ
化学物質少ない(素材による)接着剤・可塑剤を含む場合あり
補修のしやすさ研磨・塗り直しで対応可部分補修が難しい
肌触り・体感温かみ・やわらかさがあるプラスチックに近い質感になる

カタログや完成見学会では見た目や機能性を比較しにくいため、実際にサンプルに触れたり、素材の産地や成分を確認したりすることが大切です。

自然素材の家のメリット

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自然素材の家には、一般的な住宅にはない独自のメリットがあります。メリットには多くの家庭から選ばれる理由も含まれているため、ここからは具体的に各項目を解説します。

化学物質による健康被害のリスクが低い

一般的な住宅では、合板・クロス・塗料・接着剤などにホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)が含まれる場合があります。化学物質が室内に放散されると、目や喉の刺激・頭痛・アレルギー症状などを引き起こすシックハウス症候群の原因になることが珍しくありません。

自然素材を採用することで、化学物質の使用量を大幅に削減でき、アレルギーなどが原因による体調不良を未然に防止できます。特に幼い子どもや化学物質過敏症の方がいるご家庭では、素材選びが住み心地と健康に直結しやすいことを知っておきましょう。

丸清では漆喰・珪藻土・無垢材・セルロースファイバーを標準採用しています。VOCを極力使わない内装仕上げにより、安心して深呼吸できる室内環境を実現しています。ただし、健康への影響には個人差があるため、アレルギー体質の方は事前にかかりつけ医に相談することもおすすめです。

調湿効果が高く夏は涼しく冬は暖かく感じやすい

漆喰・珪藻土・無垢材などの自然素材は、空気中の水分を吸収・放出する調湿機能を持ちます。湿度が高いときは水分を吸い、乾燥時には水分を放出することで、室内を50〜60%の快適な湿度帯に保ちやすくなります。

ただし、調湿機能を最大限発揮するには、素材の性能だけでなく断熱・気密性能との組み合わせが不可欠です。どれだけ優れた自然素材を使っていても、家の断熱・気密が不十分では夏の暑さ・冬の寒さは解消できません。

丸清が手がける住宅では、平均C値0.6、UA値0.46以下(HEAT20 G2レベル)を達成しています。気密・断熱と自然素材の調湿機能を組み合わせることで、エアコンへの依存を抑えながら一年中快適な室内環境を実現しています。

耐火性に優れている素材も選べる

自然素材の中には、耐火性に優れたものもあります。例えば、漆喰の主成分である消石灰(水酸化カルシウム)は不燃性であり、建築基準法上も不燃材料として認定されています。古くから蔵や城郭の外壁に漆喰が使われてきたのは、耐火性に優れているためです。

また、柱などで用いられる太い無垢材は火災時に表面が炭化することで、倒壊を防ぐ役割を果たします。鉄骨のように高温で急激に変形するリスクが少ないことが強みです。ただし、耐火性に優れた素材も選べるというだけで、絶対に延焼しないと言い切れるわけではないことを知っておきましょう。

経年変化を味として楽しめる

無垢材のフローリングは使い込むほどに色が深まり、独特の艶が生まれます。漆喰の壁はわずかなムラや手仕事の跡が個性となり、世界に一つだけの空間をつくり出します。

工業製品は劣化するのに対して、自然素材は経年美化するのが最大の魅力です。「10年後、20年後により好きになれる家に住みたい」という価値観を持つ方にとって、自然素材の経年変化は他では代替できない魅力となるでしょう。

自然素材の家のデメリット

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自然素材の家への憧れを現実の選択に変えるには、デメリットも正しく理解しておく必要があります。自然素材の家でよくあるのは、「素材について知らなかった」といった部分が原因で後悔することです。

以下のデメリットを把握したうえで、自然素材の家が自分に合うのかを検討しましょう。

価格が高くなる

自然素材は材料費・施工費の両面で、一般的な工業製品より割高になるケースがほとんどです。

例えば、無垢フローリングは合板フローリングの1.5〜3倍程度、漆喰壁はビニールクロスの2〜4倍程度のコストがかかる場合があります。また、左官工事や大工の手仕事が増えるため、施工コストも上がります。

ただし、丸清の場合はグループ会社の丸志木材が静岡・天竜から産地直送で木材を一貫調達するため、中間マージンを大幅にカットできます。高品質な天竜杉・天竜ヒノキを使いながらも、大手ハウスメーカーと比較して優れたコストパフォーマンスを実現できる点が丸清の強みです。

手入れやメンテナンスの負担が大きくなる

自然素材の家は一般住宅と比較し、手入れやメンテナスの負担が大きくなる傾向です。

無垢床は年1〜2回の蜜蝋ワックス塗布が推奨、漆喰壁は5〜10年に一度の部分補修が必要とされています。木製建具・外壁の塗り直しも定期的に行う必要があることを知っておきましょう。

ただし、手入れやメンテナンスに関する適切な方法を知っておけば、床や壁を自分で補修できます。実際に、家を育てる感覚で手入れを楽しんでいるオーナーも多く、メンテナンスをデメリットと感じるかどうかは価値観次第という面もあります。

傷や汚れがつきやすい

柔らかい樹種の無垢材ほど、傷がつきやすい特徴があります。

例えば、床材で人気のある杉は柔らかく、子どものいる家庭では物を落とした凹みや、家具やおもちゃを引きずった傷が目立ちやすくなる点に注意が必要です。漆喰壁は水分に弱い側面があり、施工内容によってはキッチン周辺に適さないケースもあります。

傷や汚れは暮らしていくうえで避けては通れません。そのため、傷もその家の歴史として受け入れられるかどうかが、自然素材の家に向いているか否かを判断する大きな基準になります。自然素材の家を建てる際は建材の特徴を理解し、適所に使うことが重要です。

【項目別】自然素材の家と一般的な注文住宅の違い

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自然素材の家と一般的な注文住宅を複数の視点で比較します。どちらが優れているというわけではなく、自身の価値観・生活スタイルに合った選択をするための判断材料として比較することが大切です。

住み心地

自然素材の家は、空気の質・湿度・肌触りの面で一般住宅よりも快適に感じやすいのが特徴です。例えば、無垢床を採用すると足裏へ木が持つ温かさや柔らかさを体感できます。壁に漆喰を使えば、消臭・抗菌作用によって清潔な室内環境を維持しやすくなるでしょう。

丸清では、C値平均0.6・UA値0.46以下(HEAT20 G2レベル)という高気密・高断熱性能と自然素材の調湿機能を組み合わせることで、夏は涼しく冬は暖かい、四季を通じて快適な住環境を実現できます。

費用

基本的に自然素材の家は、一般住宅より初期費用が高くなる傾向があります。理由は、素材にこだわったり特殊な施工が必要になったりすることで、材料費や施工費が高くなるためです。

しかし、家づくりを考えるときは、初期コストだけでなく住み始めてからも必要となるランニングコストを含めたトータルコストの観点で費用を比較することが大切です。

具体的な金額は居住エリアや家族の人数によって変化するため、下表ではコストに関する基本的な傾向を紹介します。

コスト項目一般的な注文住宅自然素材の家
初期費用比較的低いやや高い(素材・施工による)
光熱費(年間)断熱性能によって差大高断熱により大幅削減可能
大規模修繕10〜15年で表面材の交換が必要になる場合も適切なメンテで長持ち・部分補修可能
30〜50年のトータルコスト修繕・光熱費が積み重なる長期的には優位なケースが多い

一般的な注文住宅は初期費用を抑えやすい一方で、住み始めてからのコストが大きくなりやすいといった特徴があります。対して、自然素材の家は初期費用こそ高いものの、中長期的なランニングコストは抑えられる可能性を秘めています。

初期費用を抑えるなら一般的な注文住宅、ランニングコストも含めたトータルコストを重視するなら自然素材の家を選ぶと満足度が高まるでしょう。

管理・メンテナンス

一般住宅の工業製品系建材はローメンテナンスを売りにしていますが、劣化した際には部分補修が難しく、全面貼り替えが必要になるケースが珍しくありません。対して自然素材は手入れの手間は多少かかるものの、補修・再生ができるため、修理で多額の費用は発生しにくい傾向です。

例えば、漆喰壁は一般的な壁紙の約10倍長持ちするといわれています。一般的な壁紙は5〜10年周期で張り替えることが推奨されており、1室あたり5万〜10万円程度かかります。漆喰壁なら適切な手入れをすることで数十年は修繕する必要がなく、壁紙のように定期的に費用が発生しません。

自然素材の家で使用する主な素材

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自然素材の家で使用する主な素材は次のとおりです。

  • 漆喰
  • 珪藻土
  • 無垢材
  • 和紙
  • 天然リノリウム
  • ウール
  • セルローズファイバー

以下では、各素材の特徴やどこで使われることが多いのかについて解説します。

漆喰

漆喰は消石灰を主原料とした左官材で、古くから日本の伝統建築に使われてきた素材です。壁材として塗布することで、調湿・消臭・抗菌・耐火という多彩な機能を発揮します。乾燥後はアルカリ性を保つため、カビ・ダニが繁殖しにくい環境をつくります。

特性効果
調湿性室内の湿気を吸放出し、結露やカビの発生を抑える
消臭性タバコや料理のにおいを吸着・分解する
抗菌効果アルカリ性の性質により、カビや細菌の繁殖を抑制する
耐火性建築基準法で不燃材料に認定されている。万が一の火災時にも炎が燃え広がりにくい
自己硬化空気中のCO₂を吸収しながらゆっくり硬化。年月とともに強度が増す

丸清では国産石灰塗りを外壁・内壁に標準採用しています。職人の手仕事による塗り壁は、フラットな壁クロスにはない柔らかな光の反射と質感をつくり出します。

珪藻土

珪藻土は、植物性プランクトン(珪藻)の化石が堆積してできた天然素材です。表面は無数の微細な孔で覆われており、漆喰を超える調湿能力を持つといわれています。吸湿・放湿速度が速く、梅雨時の湿気対策に特に効果を発揮します。

色のバリエーションが豊富でデザイン性も高く、子ども部屋・寝室・リビングなど、さまざまな空間に取り入れやすいことが特徴です。

ただし、単体では強度が不十分なため、つなぎ材を適切に選定することが欠かせません。湿気が気になる洗面所や寝室には珪藻土、キッチンや和室には漆喰など、空間の用途に応じて使い分けるのがおすすめです。

無垢材

無垢材とは、丸太から切り出したそのままの木材です。合板(複合フローリング)のように複数の素材を接着剤で貼り合わせておらず、木本来の調湿性・断熱性・肌触りをそのまま活かせます。樹種によって硬さ・色・香りが大きく異なり、代表的な木材の特徴は次のとおりです。

樹種硬さ特徴用途例
天竜杉やわらかめ足触り抜群、香り豊か、軽量床材・内装材
天竜ヒノキ中程度耐久性・耐腐朽性が高い、高貴な香り構造材・床材
硬め耐水性・耐衝撃性に優れる床材
チーク硬め美しい木目、耐久性が高い床材・建具

丸清では、グループ会社の丸志木材が持つ静岡・天竜の林場から無垢材を直接調達しています。製材・乾燥・プレカットまでを一貫して行うため、工場で自分の家の木を実際に見学・選ぶことが可能です。

和紙

和紙は障子や壁紙として住宅内装に使用されます。天然繊維から作られており、ビニールクロスにはない柔らかな質感・光の透過性・適度な調湿性を持ちます。

和室だけでなく、モダンな空間にも和紙のテクスチャを活かした内装が人気を集めています。経年でほんのり黄みを帯びる変化は和紙ならではの経年変化で、温かみを感じられる点が魅力です。

天然リノリウム

天然リノリウムは、亜麻仁油・木粉・石灰石などの天然素材から作られた床材です。一般的な塩化ビニール(PVC)クロスとは異なり、石油系原料を使用しません。

耐久性・抗菌性・耐火性に優れ、適切なメンテナンスを行えば40年以上使用できることが強みです。無垢材と比較すると紫外線に強く、窓際の床材に天然リノリウムを取り入れる施工も増えています。また、独特の色合いとマットな仕上がりから、デザイン面でも高い支持を受けている素材です。

ウール

ウール(羊毛)断熱材は、断熱性能に加えて優れた調湿機能を持つ自然系断熱材です。室内の湿度変化に応じて水分を吸放湿するため、壁内結露のリスクを低減できます。

また、化学系断熱材に比べて製造時のCO₂排出量が少なく、環境負荷の低減にも貢献します。セルロースファイバーと並んで、自然素材住宅で採用されることの多い断熱材です。

セルローズファイバー

セルローズファイバーは、新聞紙などの古紙を再利用してつくられる環境配慮型の断熱材です。細かい繊維状に加工した素材を壁や天井に吹き込むことで、高い断熱性と気密性を発揮します。湿気を吸収・放出する調湿性があり、結露やカビの発生を抑えやすい点も特徴です。

繊維が音を吸収するため防音性にも優れており、快適な住環境づくりに役立ちます。また、自然素材でありながら防火性能も備えている点が大きな魅力です。

自然素材の家を建てるときのポイント

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「自然素材をとにかく使いたい」という気持ちだけで進めると、予算オーバーや住んだ後のミスマッチにつながることがあります。後悔しない家づくりのためには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

優先順位を決めると素材選定がブレなくなる

自然素材を使う目的を明確にしましょう。健康のためなのか、デザイン重視なのか、メンテナンスのしやすさを求めるのかによって、採用すべき素材は変わります。

例えば、子どもの健康が最優先なら漆喰・無垢材・セルロースファイバーを優先して採用することがおすすめです。デザイン重視なら珪藻土や和紙をアクセントで使うとよいでしょう。

「なんとなく全部使いたい」といった考え方では予算が際限なく膨らむため、家族の暮らし方に合わせて優先順位を話し合うことが大切です。

採用範囲を決めると費用とメンテナンスのバランスが取れる

自然素材は住宅全体に使う必要はありません。「1階リビングの床だけ無垢材」「寝室の壁のみ漆喰」といった部分採用でも、十分な効果と満足感を得られます。

採用範囲を絞ることで初期費用とメンテナンス負担を抑えつつ、自然素材の恩恵を享受できます。特に予算に限りがある場合は、家族が一番長くいる空間から優先して自然素材を取り入れる方法が有効です。

予算と生活スタイルに合わせて自然素材をどのように取り入れるべきかを、施工会社と一緒に検討しましょう。

サンプルを確認することで質感や肌触りのミスマッチを防げる

自然素材は、カタログや写真と実物では印象が大きく異なる場合があります。例えば、無垢材の色は樹種・乾燥方法・産地によって違いがあり、漆喰の白さや肌触りも製品によって差が生じます。

そのため、実際のサンプルに触れ、できれば施工事例・モデルハウスで体感してからどの自然素材を採用するのかを決めることがおすすめです。実際に触れたり見たりした素材の中から納得したものを選べば、建てた後に後悔することを減らせます。

自然素材の家を建てたときによくある失敗・後悔

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自然素材の家に関する「後悔」「失敗」という検索が多いのは、事前の情報収集と業者選びが不十分だったケースがほとんどです。起こりやすい失敗パターンを把握しておくことで対策をとれます。

体質によって合わない素材がある

自然素材=すべての人に安全、というわけではありません。例えば、木材のアレルゲンに反応する方や、漆喰の石灰分に敏感な方もいます。また、天然素材由来の香り成分が体質によっては合わないケースも報告されています。

特定の素材にアレルギーや過敏症の心配がある方は、事前にかかりつけ医に相談したうえで素材を選定することが重要です。施工会社にも検査結果を共有し、アレルギーへの配慮を含めた素材提案を受けましょう。

素材の見た目が不揃いになる

自然素材は工業製品と異なり、個体差があります。同じ樹種の無垢材でも、板ごとに木目・色合い・節の大きさが異なることを知っておきましょう。「全部同じ色にしたい」「均一な仕上がりにしたい」という方は、事前に自然素材の特性を理解する必要があります。

ただし、自然素材が持つ不揃いさは経年変化とともに馴染んでいきます。例えば、無垢床は個体差で明るいトーンと暗いトーンの場所が分かれやすいものの、住み始めてから数年経つと紫外線や皮脂によって似たような風合いに仕上がるケースがほとんどです。

失敗したと思わないためには、施工前にサンプル材を確認し、経年変化後の色味までイメージすることが重要です。

手入れ・メンテナンスが行き届かない

「メンテナンスの方法を教わらなかった」「忙しくて放置してしまった」というケースで、素材の劣化が早まることがあります。例えば、無垢床のワックスがけを数年放置すると、乾燥してひび割れやすくなります。

信頼できる工務店は、引き渡し後もメンテナンス方法を丁寧に説明し、定期点検でフォローしてくれます。アフターサポートの充実度は、業者選びの重要な判断基準の一つです。長く快適に住むためには、適切な手入れを続けることが大切です。

反りやひび割れが生じる

無垢材は温湿度の変化によって膨張・収縮します。特に新築後1〜2年は木が家に馴染む時期であり、軽微なひび割れや隙間が生じることがあります。また、漆喰壁も乾燥過程で細かなクラックが入ることも少なくありません。

これらは自然素材の特性であり、欠陥ではないことを知っておきましょう。事前に施工業者から「どの程度の変化が起こりうるか」をしっかり説明してもらうことで、過度な不安を防げます。

丸清では、グループ工場で適切に乾燥管理された天竜材を使用し、全棟でインスペクターが施工品質を検査することで、素材特有の変化を最小限に抑えています。

自然素材の家を建てることが向いている人・向いていない人

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自然素材の家はすべての方に最適な選択肢というわけではありません。自身の価値観・生活スタイル・優先事項と照らし合わせて判断することが大切です。

ここからは、自然素材の家を建てることが向いている人・向いていない人の特徴を解説します。

向いている人

次の特徴に当てはまる方は、自然素材の家で高い満足感を得やすいです。

特徴詳細
健康・安全を重視する小さな子どもがいる、アレルギーが心配、シックハウスが不安な方
五感の豊かさを大切にする木の香り・素材の温かみ・足触りなど体感を重視する方
家を育てていきたい経年変化を楽しみ、手入れをしながら長く住み続けたい方
環境意識が高い地産地消・SDGs・エコな暮らしに共感する方
オリジナリティを求める大手ハウスメーカーの画一的な提案ではなく、自分たちだけの家をつくりたい方
長期コストで考える初期費用だけでなく30〜50年のトータルコストで住まいを考える方

自然素材の家は、自然が持つ豊かな風合いを活かしやすい点が魅力です。そのため、「健康・安全を重視したい」「五感で豊かさを味わいたい」といった考えの方に適しています。

また、自然素材が持つ風合いは、選んだ建材にしか出せません。オリジナリティのある唯一無二の住まいで暮らしたい方にも、自然素材の家はおすすめです。

向いていない人

下記の特徴に当てはまる場合、自然素材の家が合わないと感じることもあります。ただし、採用する素材と範囲を絞ることで折り合いをつけられるケースもあります。

特徴詳細
メンテナンスを最小化したいとにかく手入れの手間をゼロに近づけたい方
均一な仕上がりを求める素材の個体差・不揃いさが気になる方
傷・汚れに神経質完璧なきれいさを長期間保つことを最優先にする方
短期での転居前提数年で売却・移転を予定しており長期的な付き合いを想定しない方

自分のライフスタイルに合った住宅を選ぶことが最も重要です。「向いていない」と感じる項目があっても、一度プロに相談してみることで解決策が見つかることがあります。

自然素材の家を建てる際のハウスメーカー・工務店の選び方

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自然素材の家の満足度は、素材そのものよりもどこに頼むかで大きく左右されます。施工技術・素材知識・アフター体制が揃って初めて、自然素材の良さが発揮されます。ハウスメーカー・工務店を選ぶ際は次のポイントを確認してください。

確認ポイント信頼できる業者注意が必要な業者
素材の知識産地・成分・施工方法を詳細に説明できる「自然素材です」とだけ言って詳細不明
デメリットの開示反り・コスト・メンテナンスを正直に説明する良い面しか話さない
性能数値C値・UA値などを実測値で提示できる「高性能」と謳うが数値が不明
施工実績見学会・OB宅訪問が可能写真のみでリアルな体験ができない
アフター体制定期点検・メンテナンス方法の説明が明確引き渡し後の連絡が取りにくい
一貫体制設計・施工・アフターを自社で担当下請けへの丸投げが多い

大手ハウスメーカーは安定した品質・広い保証が魅力ですが、自然素材の採用範囲や仕様の自由度が限られる場合があります。対して、丸清なら大手ハウスメーカーではオプションとなる次の項目が標準装備となっています。

  • セルロースファイバー断熱
  • 耐震等級3
  • 全棟インスペクター調査 など

自然素材を本格的に取り入れたい方は、専門性を持つ地域工務店と比較検討することをおすすめします。丸清では無料相談も実施しておりますので、「どこに頼めばいいかわからない」という方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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【施工事例】丸清が手がけたおしゃれな自然素材の家の一例

「自然素材の家 おしゃれ」と検索する方が多いように、機能性とデザイン性を両立したいユーザーは多く存在します。ここからは、丸清が手がけたおしゃれでありながら快適さも実現した施工事例の一部を紹介します。

事例名:「やっぱりここがいちばん」と思える心地よさにあふれた住まい

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天竜杉の無垢フローリングをリビング・ダイニング全面に採用した住まいの事例です。素足で歩くたびに木の温かみを感じる空間は、オーナーが満足しているポイントの一つです。

職人が一面ずつ手で塗り上げた漆喰の壁は、フラットなクロスとは異なる柔らかな陰影をつくります。天竜ヒノキの構造材が随所に見える間取り設計により、素材が見える安心感が得られる住まいに仕上がっています。

事例詳細はこちら

事例名:丁寧に相談を重ねて作り上げた、家族の暮らしに寄り添う住まい

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「子どもが小さいうちから、安心できる家に住ませてあげたい」というご夫婦の想いから始まった住まいです。打ち合わせを重ねながら、家族4人のライフスタイルに合った間取りと素材を選び抜きました。

内壁には珪藻土を採用し、子ども部屋の壁は将来好みの色に塗り替えられるように、あえてシンプルな下地仕上げにしました。「いつでも一緒に手入れできる家」として、家族が家に関わり続けられる設計がオーナーから好評です。

事例詳細はこちら

事例名:家族の”これから”を見守る、心地よい住まい

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二世帯居住を見据えた柔軟な間取りと、長く住まえる高性能・高耐久の家づくりをテーマにした事例です。耐震等級3の躯体設計により、耐震性を高めた安心な住まいを実現しました。

セルロースファイバー断熱を全面採用し、UA値0.46以下を達成しています。将来にわたって光熱費を抑えながら、自然素材の心地よさが持続する住まいです。全棟インスペクター調査による品質保証も、長く住む家として選んだ大きな理由とオーナーは語っています。

事例詳細はこちら

【無料相談実施中】自然素材の家のことなら丸清へお問い合わせください

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自然素材の家は、木材や塗り壁といった素材の良さだけでなく、施工技術や住宅性能まで含めて設計することで、本来の快適さを発揮します。素材の選び方や断熱・気密性能、間取りとの相性などを総合的に考えることが、長く心地よく暮らせる住まいづくりに欠かせません。

丸清では、自然素材の特性を活かしながら高気密・高断熱の住まいづくりを大切にしています。理想の暮らし方や予算、土地条件などを整理しながら、自然素材の家づくりを具体的に検討できるようサポートしています。

「まだイメージが膨らんでいない」「これから住むエリアを検討する」といった段階からでも相談できるため、家づくりで気になることがあればぜひ一度、お問い合わせください。

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自然素材の家に関するよくある質問

自然素材の家づくりを検討する中で、多くの方が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。よくある質問とその回答を知っておけば、不安や悩みを軽減できるため、必ず確認しておきましょう。

自然素材の家とはどういう家ですか?

自然素材の家とは、化学処理を最小限に抑えた天然由来の素材(無垢材・漆喰・珪藻土・セルロースファイバーなど)を住宅の主要部位に採用した住宅です。

一般的な住宅で多用される合板フローリングや塩化ビニールクロスの代わりに自然素材を使うことで、調湿機能・空気質改善・経年変化の味わいといった特長が生まれます。

どの部位に・どの素材を・どの程度使うかによって住み心地やコストが変わるため、専門家との相談を通じて自分たちに合った仕様を決めることが重要です。

やめたほうがいいハウスメーカーの特徴はありますか?

特定の会社を名指しすることは適切ではありませんが、下記の特徴がある業者との契約には注意が必要です。

  • 素材の産地・成分・第三者認証を説明しない
  • C値・UA値などの性能数値を実測値で示せない
  • デメリットを隠してメリットだけ強調する
  • 見学会や完成事例の体験ができない
  • 自然素材をオプション扱いにして費用が不透明
  • アフターメンテナンス体制が曖昧

これらに当てはまる業者を選ぶと、家を建てたことを後悔するリスクが高まります。反対に、第三者認証を説明できる・メリットとデメリットの両方を伝えてくれる・費用がわかりやすいといった特徴を持つ業者は、信頼できると評価してよいでしょう。

無垢材はやめたほうがいいですか?

一概に「無垢材はやめたほうがいい」とは言えません。傷つきやすい・価格が高い・反りや隙間が生じる恐れがあるといった無垢材のデメリットを把握したうえで採用するなら、「失敗した」と感じることはほとんどありません。

無垢材には、足触りが心地よい・調湿性能がある・経年変化が美しいなど、デメリットを上回るメリットがあります。使用する樹種・乾燥方法・施工業者の技術力などを比較して無垢材を取り入れることが、理想的な住まいづくりに欠かせません。

なお、丸清ではグループ会社の丸志木材が適切に乾燥・管理した天竜材を使用しており、品質の安定した無垢材施工を提供しています。

ローコスト住宅がダメといわれる理由はなんですか?

ローコスト住宅のすべてがダメというわけではありません。ただし、極端に安い住宅では断熱材の省略・構造材の簡略化・施工精度の低下が起きやすい傾向があります。特に気密・断熱性能が不十分な場合、光熱費が高くなり長期コストで損をするケースが多くなります。

また、自然素材を「使っている」と謳いながら、合板の上に薄い自然素材シートを貼るだけの仕様で実質的な効果がないケースも珍しくありません。初期費用だけでなく、30〜50年のトータルコストと住み心地で住宅を評価することが重要です。

まとめ:理想的な住まいを実現するならプロへの相談が大切

自然素材の家は、漆喰や珪藻土、無垢材など天然由来の素材を住まいに取り入れることで、調湿性や心地よい質感、経年変化による味わいなど多くの魅力を持つ住まいです。

一方で、費用やメンテナンス、傷の付きやすさといった特性もあるため、素材の種類や採用範囲、施工方法を理解したうえで計画することが、後悔しない家づくりにつながります。自然素材の魅力を最大限に引き出すためには、素材の知識と施工技術、住宅性能を総合的に考えられる専門家に相談することが重要です。

丸清では、天竜材の一貫生産体制と高気密・高断熱の住宅性能を両立し、自然素材の家づくりを適正価格で提供しています。理想の住まいを具体的に形にしていくためにも、まずは無料相談を通じて、どのような家に住みたいのかを一緒に模索していきましょう。

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