2025.04.25

気密・断熱性能は職人の腕で決まる?施工技術で家の性能が変わる理由

悩む夫婦

「気密・断熱性能が高い家を建てたはずなのに、冬は寒くて夏は暑い…」そんなトラブルが発生する原因の一つに職人の技術力があります。

実は、どんなに優れた設計をしても、現場の施工レベルが伴っていなければ、家の性能は大きく損なわれてしまうのです。

断熱材をきちんと施工しないとどうなるの?
施工技術で家の性能が変わるって本当?

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

人生のビッグイベントの1つであるマイホームの建築。できることなら、設計上も仕上がりも納得のいく家に住みたいですよね。

この記事では、高断熱・高気密の家づくりが得意な工務店「丸清(まるせい)」が、実際に起こった施工ミスの事例や、高断熱・高気密な家を建てるために必要な職人の技術を解説します。また、丸清の家づくりへのこだわりも紹介していきます。

大切な家づくりのとき後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

設計上では性能が良くても、施工ミスで台無しになる話

設計上どんなに性能がよくても現場のレベルが伴っていないと、施工ミスが起きてしまいます。ここでは、世の中で起きている施工ミスの実態を一部ご紹介します。

実態1.壁内の結露がひどい

高断熱・高気密住宅における施工ミスが原因で、部屋の湿気が壁の中に侵入し、内壁の中で結露が発生します。その結果、コンセントから水滴が落ちてくる事態に発展したケースも。

実態2.断熱性を上げるオプションが施工されていなかった

設計時に断熱性を上げるオプションを追加しました。しかし、設計と職人との間で連絡にミスがあり、家ができてからオプションがついていないことが判明しました。

実態3.施工ミスで壁を剥がす修繕が必要になった

入居時から違和感があったため、よくみてもらった結果、施工ミスが判明しました。その後なんと、壁を剥がして修繕することになってしまったケースも存在します。

気密・断熱施工で職人さんが行う工夫

気密・断熱施工

住宅の気密・断熱性能を高め、ミスを防止するためには、施工の細部にまでこだわることが重要です。

とくに、職人さんの技術力が問われる部分では、丁寧な作業と適切な工夫が求められます。
ここでは、高性能な家づくりを実現するために、どのような工夫が施されているのか見ていきましょう。

断熱材を隙間なく埋める

断熱材を入れる際は、壁の中に隙間を作らないよう丁寧に埋めることが重要です。少しでも隙間があると、熱が逃げて性能が大幅に落ちてしまいます。さらに、水蒸気も侵入しやすく、壁内で結露が起きる原因となってしまうのです。

レベルの高い職人さんは、細かい部分は手作業で調整しつつ、しっかりと断熱材を壁の中に詰める作業を行っています。

トラブルに対応する体制を整える

住宅の施工現場では、設計と実際の施工の間でズレが生じることや、予期せぬ問題が発生することがあります。このようなトラブルに対応するためには、熟練した大工さんの技術や判断力が必要となります。

施工側の知識や技術が伴っていないと、せっかくの設計が意味をなさないという事態にもなりかねません。

さらに、担当の大工さんと設計側のコミュニケーションも必要不可欠です。問題が起きたとき、現場の大工さんの迅速な対応と関係者全体のスムーズな連携があれば、施工ミスは未然に防げます。

高断熱・高気密「丸清」のこだわり

セルローズファイバー

年中快適な家を実現するために、私たち丸清は、断熱性能から職人の技術力にいたるまで、細部にこだわりながら家づくりをしています。

ここからは、丸清の高断熱・高気密を実現するこだわりについてお話させてください。

自然素材の断熱材を使用

断熱材は材料によって「鉱物系」「石油系」「自然系」の3つに分けられ、20種類以上が存在します。

丸清はその中でも、天然素材の断熱材「セルローズファイバー」を使用しています。木質繊維を古紙から再利用した耐久性の高い断熱材です。特徴は、湿度に合わせて湿気を吸収したり放出したりすること。壁が呼吸しているようなイメージをしていただくとわかりやすいかもしれませんね。

セルローズファイバーはカビや湿気にも強く、夏涼しくて冬は暖かい家を実現します。

丸清こだわりの断熱材「セルローズファイバー」についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてくださいね。

参考記事

断熱材にも種類があるってホント?丸清のセルローズファイバーとは

匠の技が光る大工さんが施工

セルローズファイバーの性能を活かすために欠かせないのが、現場の職人さんの技術力です。丸清は、断熱材の噴射方法にもこだわっています。「吹込み充填」と呼ばれる方法で、専門の職人さんが機械を使い、断熱材を内壁の隅々まで吹き込みます。これにより、非常に高い断熱効果が得られるのです。

また、丸清が使う無垢材も調湿効果が高く、快適な家づくりに適した材料です。ただ一方で、季節によって膨張したり収縮したりするため、取り扱いが難しい材料でもあります。

弊社の大工さんは、木のことを知り尽くした経験豊富なベテランさんばかり。だからこそ、天然素材を活かした高性能な家が建つのです。

施工現場は見学が可能

丸清は、施工現場に足を運んでもらえる環境が整っています。心から信頼できる職人さんが家づくりを進めているので、いつ見学にきていただいても問題ないのです。
設計から施工まで、お客様と家づくりに携わる人達全員でコミュニケーションを大切にしています。

見学をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせくださいね。(※安全性の観点から事前のご連絡が必要です。)

腕のいい職人を育てる秘訣とは?

豊かな経験を持つ丸清の大工職人

丸清は「丸志匠の会」という大工さんのグループを運営しています。研修や勉強会などを通じ、技術のさらなる向上を目指す会です。ここでは、丸志木材と大工さんが「優れた家」に対する熱意を共有します。

また、若い世代の大工の増加と技術の継承を目指す組織「東京大工塾」へも参加しており、次世代の大工育成にも力を入れています。

大工の技が光る家施工事例

ここからは、私たち丸清が手がけた質の高い住宅をご紹介します。

小さいお子様も安心して住める家

自然素材がふんだんに使われたキッチン

ふんだんに使われた木と間接照明の光が、よりあたたかい雰囲気にしてくれます。

ライフスタイルに合わせた設計

将来、1つの部屋を2部屋に分けられるように工夫されています。

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細部まで和の要素をちりばめ、暮らしやすさにこだわった家

気の質感を活かしたデザイン

和テイストとシンプルモダンを織り交ぜた造作収納です。金具を使わずに木の質感を大切にしました。

和テイストの格子窓

格子窓で和のテイストを演出。

質の高い家づくりは職人の確かな腕にかかっている

確かな技術を持つ丸清の職人

設計上どんなに性能がいい家でも、現場の施工に問題があると、質のいい家にはなりません。
高断熱・高気密を謳う家が増える中、施工の技術や連携のミスから家の性能が落ちてしまったり、結露が起きてしまったりするトラブルも発生しています。

気密・断熱性能にこだわりたいのであれば、現場の職人さんの確かな技術力が必要不可欠です。丸清は100%信頼できる職人さんが施工するため、気密・断熱性能が高い家づくりが叶います。

断熱材を隅々まで行き渡らせる『吹込み充填』により、夏は涼しく冬は暖かい家を実現。職人とお客様が直接コミュニケーションを取れる体制が整っているのも、弊社の特徴です。

施工中は、現場に足を運び、家ができる経過を目で楽しんでいただけますよ。

人生のビッグイベントである家づくりは、職人の技が自慢の工務店「丸清」におまかせください。少しでも不安なことは、お気軽にご相談くださいね。

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電話でもご相談を受け付けています。
Tel:042-391-2489