家づくりを考え始めると、デザインや間取りだけでなく、将来かかるメンテナンス費用も気になりますよね。
「戸建てのメンテナンスってどんな費用がかかるの?」
「できるだけメンテナンス費用を抑えるための工夫はある?」
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、木の家のプロである工務店「丸清(まるせい)」が、戸建てのメンテナンス費用の種類や発生時期、費用を軽減するためのポイントを詳しく解説します。
後悔しない家づくりのために、メンテナンス費用を見据えた賢い家づくりを進めましょうね。
戸建てのメンテナンス費用の種類
戸建てのメンテナンス費用には「修繕費」「税金」「保険料」があります。これらの費用は、建物の状態や築年数、契約内容によって大きく変動するため、事前にしっかりと把握しておくことが重要です。
まとまった支出に慌てないよう、計画的な資金準備にお役立てください。
修繕費
修繕費とは、家の老朽化や故障の際に発生する修理・交換費用のことです。例えば、屋根の葺き替えや外壁の塗装、水回りの設備交換などがあげられます。
修繕費は、家の規模や築年数、使用する建材によって大きく変動します。修繕費は突発的に発生し、内容によっては数百万円単位の高額な費用がかかることもあります。そのため、計画的に資金を積み立てておくことが大切です。
税金
戸建てを所有していると、固定資産税と都市計画税という2種類の税金を毎年払う必要があります。
固定資産税とは、土地や建物の価値に応じて課税される税金です。一方、都市計画税は、都市計画事業や土地区画整理事業に要する費用に充てるために課税される税金です。
納める税金の金額は、建物の種類や築年数、立地場所などによって異なります。固定資産税と都市計画税の金額は、お住まいの自治体のホームページなどで確認できますよ。
なお、住宅ローン減税を利用している場合は、一定期間、所得税や住民税が軽減されるので、事前に確認しておきましょう。
参考:住宅ローン減税|国土交通省
保険
火災保険や地震保険の費用もメンテナンス費用に含まれます。万が一の火災や地震に備えることで、高額な修繕費用をカバーできます。
火災保険は、住宅ローンを組む際に加入が義務付けられていることが一般的です。一方、地震保険は任意加入ですが、日本は地震大国でもあるため検討してもいいでしょう。
火災保険は地震保険をセットで契約することで割引が適用される場合もあるので、チェックしてみましょう。
それぞれの保険の補償内容を以下の表にまとめました。必要な補償を確認してみてくださいね。
保険の種類 | 補償内容 | 保険料の目安 |
---|---|---|
火災保険 | 火災、落雷、風災、水災など | 建物の評価額に応じて変動 |
地震保険 | 地震、津波、噴火など | 火災保険金額の最大50%まで |
保険料は定期的に発生するため、固定費として捻出する必要があります。ご自身の状況やリスク許容度に応じて、適切な保険を選びましょう。
戸建てのメンテナンス費用がかかる時期と相場
新築から10年ほど経過した頃から、戸建てのメンテナンス費用が発生するケースが出てきます。
時期ごとに発生する修繕費を以下の表にまとめました。
内容 | 年数 | 費用相場(万円) |
---|---|---|
外壁塗装 | 10~15年 | 80~150 |
給湯器交換 | 10~15年 | 15~40 |
クロス(壁紙)の張り替え | 10~20年 | 10~50 |
屋根 | 15~30年 | 数〜200 |
水回り設備(キッチン・浴室・トイレ) | 20~25年 | 50~200 |
床の張り替え | 15~30年 | 30~100 |
配管・排水管の交換 | 20~30年 | 50~150 |
シロアリ対策 | 5~10年ごと | 10~30 |
外壁や屋根の塗装、水回りの設備交換など、必要な時期に修繕ができるように準備しておきましょう。
10年目以降
築10年以降に必要になるメンテナンスには、外壁塗装や、給湯器の交換などがあげられます。
外壁塗装は、外観の美しさを取り戻すだけでなく、建物の劣化を防ぐ役割も果たします。ひび割れや剥がれを放置すると、雨水が浸入し、家の骨組みを腐食させる可能性があるので、注意しましょう。
15年目以降
15年目以降には、屋根の修繕が必要になることがあります。
費用相場は、工事規模により大きく異なり、小規模な修理であれば数十万円、屋根全体の修繕では100万円以上かかることもあります。瓦は長持ちするので、20年目以降に葺き替えするケースがほとんどです。
また、フローリングは15年目以降に張替え時期になります。しかし、無垢フローリングは30年目以降の張替えが目安です。
20年目以降
築20年を超えると、給水管と排水管の劣化や外壁のひび割れなどが深刻化し、大規模な修繕が必要になるケースが増加します。
また、内装リフォームやキッチン・浴室の改修なども必要に応じて検討しましょう。
戸建てのメンテナンス費用を下げるポイント
戸建てを長持ちさせるためには、建物の構造や素材選びが重要です。また、日々の丁寧な手入れも欠かせません。ここでは、戸建てのメンテナンス費用を下げるポイントを3つご紹介します。
耐震等級・断熱性能の高さを重視する
耐震等級は、建物の耐震性能を表す指標で、等級が高いほど地震に強い建物といえます。そのなかでも「等級3」は最高等級です。建築基準法で定める耐震性能の1.5倍の強度があります。
また、断熱性能を重視することも大切です。断熱性の高い家は結露の発生を抑え、建物の劣化を防ぐ効果が期待できます。耐震等級・断熱性能に優れた家に住むことで、メンテナンス費用の削減につながります。
耐久性のある素材を使用する
耐久性の高い素材を選ぶことも大切です。たとえば、強度のある木材、調湿効果のある材料、雨風や紫外線の影響を受けにくい外壁などを検討しましょう。
家全体で耐久性の高い素材を選ぶことで、リフォーム費用や補修費用を軽減できます。
日頃の掃除や点検を心がける
日頃から掃除や点検を行うことで、細かな劣化を早期発見でき、大きな不具合を防止できます。
たとえば、屋根のひび割れや外壁の剥がれ、雨樋の詰まりを放置すると、雨水があふれて家屋が腐食する可能性があります。
素人では見落としがちな問題点を発見するためには、専門家の視点がとても大切です。これから家を建てるのであれば、こまめに点検してくれる業者を選ぶことも検討してみましょう。
長く快適に暮らせる家造りは丸清
ここまで、戸建てを長持ちさせ、メンテナンス費用を抑えるポイントを解説してきました。丸清では、お客様が居心地良く長く住める家造りをサポートしております。
ここからは、長く快適に暮らせる家造りが叶う丸清のこだわりの「耐震・断熱」「素材」「メンテナンス」について少しお話させてくださいね。
耐久性・耐熱性
丸清の戸建ては、すべて耐震等級3。実は、平屋や2階建ての住宅では、ある一定量以上の耐力壁を計画すれば、構造計算をしなくてもいいとされています。
そんな中、丸清では小規模な建築物に対する構造計算の方法のひとつ、許容応力度計算を一棟ごとに実施しています。
また、断熱性も高断熱と言われるUA値0.46以下。気密性能の指標となるC値は基準の1以下で、平均0.6となっています。
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素材
丸清の家づくりでは、静岡県の天竜杉を使用しています。温暖で雪害が少ない気候の中、時間をかけてゆっくりと育った天竜杉は、粘りがあって目が詰まっており、強度の高い材料にです。
フローリングにも天竜杉をはじめとする、無垢材をご使用いただけます。
また、外壁には天然素材で丈夫な外壁材、国産石灰やスイス漆喰を使用しています。有機物を含まない完全無機質の自然素材は、素材自体の劣化が進みにくいのが特徴です。国産石灰は、紫外線からも家を守ってくれますよ。
内壁にも調湿効果の高い漆喰を使用しています。湿気を抑え、カビの発生を防ぎます。
素材にこだわりたい方は、ぜひ丸清にご相談くださいね。
メンテナンス
丸清では、ずっと住むおうちの定期点検を、1年・2年・5年・10年の4度のタイミングで実施しております。
また、年月が経つと、生活が変化しリフォームが必要になるケースも。丸清は「収納を追加したい」などのご希望も相談しやすいコミュニケーションを心がけています。
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丸清と一般的な注文住宅のメンテナンス費用を比較
丸清のこだわりである自然素材の家は、長い目で見るとメンテナンス費用が非常に少なくなるのが特徴です。以下の表をご覧ください。
家のメンテナンス費用は、時間の経過とともに必要になる出費です。家を建てる費用だけでなく、家を建ててからかかる費用もトータルで見ることが大切になります。
お客様の声をご紹介
日野市 T様
無垢材や漆喰をはじめ、標準仕様で盛り込まれているものがまさに求めていたもので。こちらにお願いすればイメージ通りの家を建てられるんじゃないかと思えたこと、加えて高機能住宅に取り組まれていたことも後押しになって、丸清さんに依頼することを決めました。
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杉並区 K様
以前の家にシロアリが出たことがあって、そのことがとても不安だったんです。それで、防蟻材としてホウ酸を使える工務店さんがいいなと思って、調べていた過程で丸清さんを見つけてお話を聞きにいくことにしました。
当時、住宅展示場で2、3社、ハウスメーカーも2社ほど話を聞いていたのですが、丸清さんに話を聞きに行った帰り道ですでに、「ここで建てたくなっちゃったね」と、夫婦の意見は一致していた気がします。(笑)
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長く快適に過ごせる家づくりは丸清へ
戸建てのメンテナンス費用を抑えるには、家づくりの段階から耐久性の高い構造や材料を選ぶことが大切です。また、日々のお手入れを丁寧にすると、長い間お気に入りの家を楽しめますよ。
丸清では、耐震・断熱性に優れ、素材にこだわった家づくりが自慢。建てて終わりではなく、年月の経過に合わせたメンテナンスにも力を入れています。
長年気持ちよく住める家づくりに興味がある方は、ぜひお気軽に丸清へご相談くださいね。
電話でもご相談を受け付けています。
Tel:042-391-2489
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